・・・1701REFIT 制作記 1・・・

STAR TREK(TMP)-1979- が上映された時の映画パンフレットに掲載されていたイラストです。

すでに多くの方が製作されているようですが、私もやっとこれに手を付けることができます。

STAR TREKものは曲線と滑らかな船体が特徴ですので、普通のプラ版製作では、かなり難易度が高いのです。

今回3Dプリンタという文明の利器が活用できるので製作することとしました。

実を言うとSWよりSTのファンなのですが上記のようなことで今まで手が出なかったのです。

元となるキットはAMTの1/537 本当は1/350くらいがいいのでしょうが、1m近くになってしまいます。 これくらいがギリギリ内部が見れるくらいでしょうか。

 

長い道のりになるやもしれませんが少しづつ・・・では、長寿と繁栄を・・・。

図面が出来上がりました。映画のパンフにあるイラストはとても魅力的ですが、カットモデルなのである程度理屈に合った内部構造にしたく、引き直しました。でもまぁ~大変。1/350であれば、ある程度の自由もきき、それなりの付属キットがあるようですが、1/537では全体を作ることがメインだから仕方がないのかもしれません。いろいろといじくってそれなりの理屈をつけたのが以下のこと。

その1 レクデッキ
出航前に艦長が全員を集めてイプシロン9がやられるのを見たところです。といっても全員(500名近く)を集めることは不可能ですし、輪番でやってるだろうから 1/3くらいが集まればいい方でしょう。そもそもそんな広いスペースは艦内に必要だろうかと思うくらい。アイリーアとデッカーが昔を思い出そうとした場面でもありますが。で、このキットを作った方はおわかりでしょうが(この言い回しはファルコン号でも使ったような・・・)
位置としてはインパルスエンジンの右舷側、周辺部の第6~7デッキをぶち抜いてあるのですが第7デッキは周辺部の5,6メートルしかなく、中央部にせり上がっているのです。この構造自体に疑問はありますが、OSTからそうなので・・・。
だから、映画の場面をそのまま当てはめられません。資料や、ネットでこの部分を詳しく解説している方もいます。で、映画は映画だからというオチ。開き直りやがった。

そこで、こちらも開き直ってスクリーンの場所を、船体中央方向ではなく、船外方向へ逆転しました。イメージは映画館みたいにスクリーンから遠くなるにつれて床が上がっていくという形にしました。周囲にはぐるっと回れる通路を設置。スクリーン横の円筒は螺旋階段が中にある。またスクリーンは適時天井に移動することで、船外の景色も見れるとする。これでよし。

その2 士官用ラウンジ
これも第3デッキ後方で、天井は第2デッキをぶち抜いた感じになっています。ただ、映画ではこじんまりとしています。これもいろいろな資料があり、当初らしき資料から採用したのは、これ。

その3 果樹園
なぜ、ここにしたのか分かりませんが、レプリケーターがないから? 休憩用を兼ねてガラス張りに。コロニーじゃあるまいし。

その4 ワープコア
ある資料では第2船体の下層から第1船体のインパルスエンジンに縦に伸びており、第18デッキで水平に分岐、ワーブナセルに繋がっています。いや、第1船体は分離できるし、単独のインパルスエンジンにつなげる必要性が分かりません。別の資料では第18デッキの機関室を中心に上部は2階、下部は5階と書いているものもあります。光子魚雷室の中心を通るのも危険でしょう。ということで、光子魚雷室の下までとしました。これにより利点もあります。

その5 ターボリフト
ワープコアが第1船体まで繋がっていたら、その前方に沿うように設置するしかなかったのですが、これにより設置位置を変えられました。艦長が第2船体中央部からリフト(この位置も何でこんな所って感じもしますが)にのって「ブリッジ」というからには直結出来ないといけない。まさか途中で下車して、乗り換える? またブリッジから機関室にいくときには、機関室の一つ上のデッキから出てきたから、そこに繋がっている。こんな条件をクリアするにはどういう経路がいいのか悩みました。リフトに乗るときに船内リフト経路図がちらっと出てますが、これもよく分かりませんでした。そこで自分なりの経路を作りましたが、第1船体を横に移動できるのは第6デッキだけ、さらにそれでは船体を区分することになります。そこで一部分だけ第7デッキに潜り込むことに。いいのかなぁこれで。

その6 ワープナセル
ワープナセルは今回少ししかカットされていないので、コイルとその上部構造物が分かる程度の製作ですみそうです。この部分の詳細はいろんな資料がありますが、TVシリーズと違うのは赤い先端がなくなったこと。TNGでは復活しているのに、これをどう辻褄を合わせればいいんだろうかと思っていたから少し安心。

なんやかんやいいながら、これを元に製作に入ります。カットだけでなくブロッケードランナーと同様に電飾も入れていきます。気になっているのは船体に走る溝、たっぷり人一人入れるくらいの大きさではなかろうか。これはいけません。やはり道のりは長い・・・。

 

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